アヲハタの減損損失の意図は?
1月7日に、[2830]アヲハタが前期決算を発表した。同時に、「特別損失(減損損失)の計上に関するお知らせ 」を開示している。
この特別損失は「コロナ騒動」に関わるものだが、
藻緯羅には、不可思議な減損損失計上に思える。
お土産品向け商品の販売が大きく減少し、
乳飲料メーカー向けのフルーツ加工品の新規受注がなく、
収益性が悪化したので、286百万円を処理するという。
悪化といっても、売上が7%減っただけである。
これだけなら、減損の理由にはならないだろう。
新規受注の不振で減損するのが、妥当なのか?
昨春のコロナ騒動以降、
乳飲料メーカーの個装デザートは品薄が続いていた。
新規受注があって然るべきだから、営業の失敗?
前期の純利益は592百万円となっているから、
減損がなければ、878百万円だったかもしれない。
1株利益が、106円になっていたかもしれない。
今期は増益を見込んでいて、1株利益85円である。
減損がなければ、増益でなく減益となる。
「コロナ特需」が消えるということなのか?
会社の「次期の見通し」は、
何をいっているのかサッパリ藻緯羅には解らない。
これらから、投資家は不振を抱くのではないだろうか?
この地合いだから、乗り換えられてしまうかもしれない。
当然、地合いに逆らって、株価は下落することになる。
親会社は、親子解消をしなければいけない状況。
昨今の動きや関係性から、手放すとは考え難い。
となれば、時価は低ければ低いほどいいということに。
藻緯羅の直勘では、希望価格は1800円前後か?
昨今のプレミアからすると時価希望は1500円前後?
さて、
どうなりますか...解答が示される日も近い。